佳作 海とゴミ

吹田市立第一中学校3年 竹内 和輝

 僕は今回。海とゴミについて作文を書こうと思いました。そのきっかけは、学校の道徳の授業やテレビのニュースで海と環境に関することを見たことです。
 現在、海にゴミが捨てられて海が汚くなっているということを知りました。そのゴミの中でも特に目立つものがプラスチックゴミです。このプラスチックゴミが海の環境を悪くする原因だと分かり、私たちが毎日気軽に使っているレジ袋やペットボトルなどのプラスチックが小さなゴミとなって世界中の海に漂ったり沈んだりしているということを理解しなくてはならないと思いました。また、ニュースで海岸沿いにたくさんのゴミが打ち上げられているのを見て驚きました。一見、海がきれいに見えて、自然の素晴らしさを実感しても海の遠くや海の底にはたくさんのゴミがあるという事実があり、深刻な状況なのです。だから、ゴミを減らして海をよりきれいにしたいと思いました。
 しかし、プラスチックゴミが与える悪影響は海を汚くするだけではないのです。プラスチックゴミは海で生きる生物にも悪影響を与えるということを知りました。海の生物が、プラスチックをえさと間違えて食べてしまい体内に入って、その生物が死んでしまうというのです。実際に、クジラがたくさんのプラスチックを飲みこんでしまい、それが消化されずに死んでしまったというニュースを見ました。これを見たときは、とても悲しく、残酷なことだと思い、あってはいけないことだと感じました。また、人間のせいで海の生物が死ぬということはひどいことで、このようなことが起こらないようにプラスチックゴミの対策をしていかないといけないと感じました。
 さらに、プラスチックゴミの影響は海の産業や人体にも与えるということを知りました。例えば、漁業や養殖業では本来得られるはずの漁獲量が減るといった問題です。また、海水浴やダイビングなどを楽しむ人たちにとってはプラスチックにより汚くなった海では魅力がなくなってしまい、観光業にも影響を与えるのではないかと考えました。そして、人体にも影響を与えるというのは、プラスチックを飲みこんだ魚が市場に出回れば、それらを口にする私たちにもプラスチックが体内に入り消化できなくなるという可能性があるということです。このようなことが起こるのは嫌だと思いました。
 このまま海に流れるゴミの量が増え続けると将来、さらに様々な問題が深刻になっていくと思いました。なので、このようなことを防ぐために、今から私たちが何ができるかを考え、行動することが大切だと思いました。また、ゴミ捨てのマナーを守ったりすることやゴミが原因で様々な問題がおこっているということもしっかり自覚することも大切だと思いました。僕もこれから、コンビニなどでビニール袋をもらわず、エコバッグを使ったり、ゴミの清掃などのボランティアに取り組んでいきたいと思いました。
 この作文を書いて、海とゴミに関してしっかり考えることができて良い機会になったと思いました。

2021年12月19日