佳作 70%の命

高槻市立川西中学校1年 井藤 俊介

 みなさんは、70%ときいて何を思い浮かべますか。これは、地球の中に海は70%もあるということです。しかし、その海が今、汚染されています。これから、僕たち人間にどのような影響があるのか書いていきたいと思います。
 まず、海が汚染されている原因は、「海洋ゴミや船舶から流出した油、工場排水、生活排水など」が原因と言われています。このようなことが原因で日本だけでなく、世界中の海が汚染されています。
 そして、海洋汚染では「海で暮らす生き物の住処が減ったり、有害物質の影響を受けた海産物が人間の身体に入ったりするなど」の多方面に影響を及ぼします。2017年5月11日にフィリピンのリゾートビーチに全長3メートルにも及ぶ巨大なクジラの死体が急に現れた。他にも、2019年11月下旬、英スコットランドの砂浜でもクジラの死体が現れた。そのクジラを解剖すると、なんと胃の中には100キロものプラスチックなどの、ごみの塊だった。プラスチックごみは世界に合計1億5000万トン以上の量が存在し、毎年約800万トンに及ぶ量が新たに流れ出していると推定されている。プラスチックごみでは「容器や包装袋」などの使い捨てプラスチックが多い。プラスチックごみだけでなく海にはとてもごみが多い。このままのペースでごみが海に流されていくと2050年には魚よりプラスチックごみの量が多い海になることが予測されている。海にごみがたまる理由は、もちろん直接海に捨てられているが、川や町の水路から海にごみが渡っています。軽い気持ちで捨てたペットボトル等が今はとても問題になっています。
 今では、SDGsの目標14「海の豊かさを知ろう」という目標があります。海洋ごみ問題はとても注目され、問題重視されています。
 このような海洋汚染の対策は「ごみを決まった場所に捨てる」という当たり前な事です。今はこの当たり前が当たり前となっていません。みんなが意識して行動すると、きっと良い結果もついてくると思います。
 そして、もう一つは「地域などのごみ拾い活動に参加すること」です。このような活動に参加ができなくても、自分の近くに落ちているごみは拾い、ごみ箱に捨てるなど、日常生活で拾う場面があると思うので、拾い、しっかりとごみ箱に捨てましょう。
 僕は、小学校の頃に一回海洋汚染について勉強しました。でも、今回で海洋汚染についてもっとくわしく知りました。今、僕らが食べている魚や貝などの動物にも危険が近づいている事を知れました。このまま海洋汚染が続くと、魚や貝などが食べれなくなるということも知れました。身近な海では危険な状態になっていることが分かりました。
 海洋汚染という環境問題は、人間の行動から生まれた環境問題なので、人間がこの問題と向きあって問題解決へ取り組んでいかないとだめだなと思った。
 そして、今回、海洋汚染についてを考えたが他にもいろいろ、海についての何かがあると思ったので調べてみたいと思いました。海洋汚染だけでなく他にも環境問題があるので、調べて知っていきたいなと思いました。そして、その環境問題を解決するため、少しずつ自分でも見つけて取り組んでいきたいなと思いました。
 海にも命があると思います。海だけでなく川、山、木など…たくさんの命がこの世の中にあります。海洋汚染では海の命が危ないことだと思っています。海が汚染されると、海にいる動物にも命が関わってきます。そして、魚たちがいなくなると人間の食料もなくなってしまいます。環境問題は人間にも影響にあいます。なので、自然・環境を大事にして生きたいと思いました。そのためには、まず知ることから始めていきたいなと思いました。


2022年12月09日