佳作 「海への恩返し」

大阪市立長吉六反中学校2年 逸民 璃心

 私は毎年夏休みに海へ遊びに行きます。海は泳ぐことも楽しいし、海の生き物を見るのもかわいくて大好きです。
 海の生き物と言えば大阪には海遊館があります。幼稚園の遠足で行ったことがとても思い出に残っています。みんなで大きな水槽にジンベイザメが泳いでいました。周りには小さな魚がいっぱい泳いでいてかわいかったです。ゆったり泳いでいるジンベイザメは気持ち良さそうでした。
 海遊館の中には生き物にさわれるコーナーがあってサメにさわった思い出があります。初めは怖かったけど友達がさわったのを見て私もさわりました。ザラザラしていて不思議な感覚でした。
 全国にはたくさんの水族館があって、たくさんの海の生き物が暮らしています。海遊館や水族館には掃除する人がいるのできれいに保たれていますが、実際の海は違います。海辺で花火をしたり、バーベキューをしてゴミをそのままにして帰ってしまい、たくさんのゴミが海に流れてしまっているそうです。そうなると海に住んでいる、浜辺に住んでいる生き物たちの環境が悪くなってしまいます。プラスチックのゴミが大半だとテレビで聞きました。そのプラスチックのゴミが海で紫外線をあびたり、波に打たれたりすることによりプランクトンが食べれるぐらい人間の目では見えないぐらい小さくなるそうです。それによって小さいプランクトンから大きなジンベイザメまでのエサになってしまいます。海の生き物が食べるということは、普段の食事で魚などを食べている人間、つまり私たちも食べていることになります。生き物にも人間にも有害だということになります。
 このことから分かるように白良浜みたいに見た目ではキレイに見えても海の中はゴミだらけです。だから私たちができることを行動しないといけないと思いました。
 では私たちにできることはどのようなことがあるのでしょうか。テレビや社会の授業で聞いたことのある四アールやSDGs運動です。
 一つ目はリフューズです。不要なもの、余計なものは断ることです。買い物へ行く時にレジ袋をもらわずマイバックを持っていくことは私にもできます。二つ目はリデュースです。ごみを減らすことです。シャンプーは毎回つめかえができるタイプの物を買うことは私の家族でできることです。三つ目はリユースです。まだ使えるものをくり返し使うことです。小さくなった服を友達の妹にあげたり、使わないおもちゃを近所の赤ちゃんにあげたりすることは私の家族でできることです。四つ目はリサイクルです。資源としてまた利用することです。ゴミをきっちり分別して捨てることは私にもできます。
 そしてSDGsとは、「将来の世代のために環境や資源を壊さず、今の生活をより良い状態にするための目標」です。少し難しそうな話ですが私にできることは、夏休みなど友人や家族と遊びに行った時にポイ捨てをせずゴミを持ち帰ることはできることの一つだと思います。中学生の私にもできることを見つけて実行することが海や海の生き物を守る第一歩だと思いました。
 みんなが海へ遊びに行きました。ゴミなどをそのままにして海が汚れます。その時に少し意識を変えて海を来た時よりもキレイにしようとゴミ拾いを少しすれば海もきれいになります。キレイな海で私たちが気持ちよく遊べます。海の生き物たちも元気になります。このようなルールや運動が広まれば良いなと思いました。
 小学生の時によく夏休みの宿題で環境や海についてのポスターが出ました。もし中学生でもこのような宿題がもし出れば、「ゴミをもち帰ろう。」や「魚たちが泣いている。」など海の近くにはれそうな絵を描きたいなと思います。私はこの作文を通して海を大切にしたいと強く思いました。


2022年12月09日