佳作 SDGs14

京都市立旭丘中学校2年 柴田 羽菜

 私は総合でSDGs14海の豊かさを守ろうについて調べ、考え、発表をしました。そこで今の海の現状や課題、取り組みなどを知りました。海は今、浜辺にゴミが捨てられていたり、海の生き物が間違ってプラスチックゴミなどを食べてしまい死んでしまったりしています。その中で海のためボランティア活動や現状を伝えようとしている方達がいます。ですが、それにこたえ行動している人は何人でしょうか。少ないのではないですか。今は魚の数よりもプラスチックゴミの方が多く、この先スーパー等で魚がみられず食べられなくなるかも、とも言われています。このまま放置し続ければ魚も人間もこまります。だけど、ボランティア活動に参加する、ゴミが捨てられていたらひろうなどできることはたくさんありますが、行動にうつすことは難しいです。私も少し抵抗があります。そこで「海エコラベル」というものを知っていますか。MSCラベルとも呼ばれています。これは、環境などに配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた天然水産物の証です。この証は、スーパー等にはられています。
私の家でも見てみるとお弁当に入れている冷凍食品にはられていました。私達は私達の知らない所で海のための買い物ができているのかもしれません。でも、こうして改めて知ることで海に対しての意識が変るかもしれません。他にも今からできることはあります。海のゴミは海に遊びに来た人が置いていってしまったという考えもありますが、外にポイ捨てしまって風に流されてしまって海に届く、なども考えられます。普段公園などでお菓子などを食べる時、「まぁ、いっか」とゴミをその場に放置していませんか。そのゴミが、もし海に流れついたら。私も今までそこまで考えてはいませんでした。しかし、私達の出してしまっているゴミで今までどれだけの魚がこまっているでしょうか。
ゴミを少なくし、なくすことで海も美しくなり、魚への被害もなくなります。それは一ヶ月、二ヶ月でできるものではありません。しかし、たくさんの人が意識し、広めることでもっと早く今まで見たことのない街、海、世界が見れるかもしれません。
なかなか行動にうつせない人はまわりに伝えていけば世界に伝わるかもしれません。
例えば100人の人が今の現状を知っていても行動にうつす人がいなければ100×0=0のままで、何も変わりません。しかし、1人でも行動にうつしている人がいたら、手伝おうかな、私、僕もやってみようかな、1人じゃ怖くないと思いませんか。1人でできなくても2人、4人、10人と100×1は100ではないかもしれないです。


2022年12月09日