佳作 海について

上富田町立上富田中学校 1年 平 心洸

 僕は、海にはどんな海洋生物がいるのかやどんな遺跡があるのかと不思議になりました。また、今どのような海の問題があるのかと思ったので今回は海洋生物、海にある遺跡、海洋の問題の三つについて調べてみることにしました。
 まず、前提として海は地球上の七十パーセントを占めていますが人類はまだ五パーセント程度しか解明することしかできていません。そのことをふまえて次のことについてしょうかいしていきましょう。
 一つ目は海洋生物についてです。今、現在分かっている海洋生物総種数は約二十三種であるとされています。ですが、これはまだほんの一部であり予想では一千万種以上いるとされています。また、クラゲやイソギンチャクなどの刺胞動物、エビやカニなどの節足動物、タコやイカなどの軟体動物、クジラやアザラシなどの哺乳類と魚類などといった生物が住んでいます。そして、みなさんはシーラカンスを知っていますでしょうか。この生物は絶滅していたと思われていましたが生きていたという生物です。だからシーラカンスのよう絶滅していたと思ったら生きていたということがあるかもしれません。
 二つ目は、海にある遺跡についてです。海には多くの遺跡があり、日本には一九八六年の八重山諸島の与那国島南部の、荒川鼻沖の海底でダイバーが発見しました。そして、明らかな神殿や建築物があるわけではなく人工的に岩などを加工したような痕跡が見られるような地形でした。だから当初は遺跡だと断定することができませんでした。しかし構造物を見ていくと、ピラミッドに似ている構造物であることが分かりました。また、象形文字の一種に似た文字が刻まれていることから文明があったのかもしれません。しかし、これが本当に文明の遺跡だというしょうこはなくまだまだ調査する必要があるかもしれません。
 三つ目は、海洋で起きている問題についてです。その中でもおおきな問題としてあるのが、海洋ゴミ問題です。海洋をさまようごみの中で圧倒的に多いのは、プラスチックです。またプラスチックごみはたいりゅう期間が長く四百年以上もたいりゅうするものもあります。そして、海洋に蓄積されるプラスチックの量は今後十年で十から二十五倍になると言われています。また、捨てられたプラスチックごみはクジラや魚、鳥などがえさと間違えて食べてしまいます。そのように食べてしまった「ごみ」は胃などにたまり続けて、やがてエサを食べる事が出来なくなり死んでしまうことがあります。そして人類がこれまでに排出したごみは今でも世界の海をさまよい、生態系や環境を破壊し続けています。
 このように、海には多くの生物と遺跡がありますがその多くがまだなぞにつつまれています。また、人類により海の環境などが破壊されている現状があるので海のきれいさなどを守っていく必要があります。


2023年12月07日