佳作 海への道しるべ

高槻市立川西中学校 1年 松原 結之輔

 私の家の裏には、芥川と呼ばれる川があります。
 その川は夏にはおよいでいる人や、つりをしている人がよく見られる川で、私も昔およいだことがあります。
 そして、ここではその川がどのように海に、どこにつながっていくかを調べていきます。
 まず、芥川は高槻市の北から南のたてに広がっている川で、女瀬川や田能川という川ともつながっていますが、なにより高槻の下にある淀川につながっていることです。
 淀川は一級河川で、滋賀県が源流となっている川で、淀川水系と呼ばれています。
 その大きさは、三重、滋賀、兵庫、奈良、京都、大阪の2府4県を通っている巨大な川です。
 その淀川は車や鉄道が発展するまでは京都と大阪を結ぶ唯一の航路でした。
 さらに江戸時代には物流を発展させ、平安時代には遣唐使が通行するのに使っていたこともあります。
 さて、その淀川は大阪湾へと流れつきます。
 ただ、日本海や太平洋には自分が調べたかぎり、つながりません。
 ここまでが、芥川から海への道しるべです。
 そして、ここからは大阪湾の水産物や問題点について書いていきます。
 水揚げされる魚は主に、イワシ、マダコ、スズキ、サワラ、ハモ、キジハタなど、たきにわたります。
 その中でとくに注目したいのは、あこうとも言われる、キジハタです。
 キジハタは最大で50cmになる魚で、なんといっても性転換することが特徴で、小さいものはメスで、そこから30cmほどになるとオスになります。
 そのキジハタはあこうと呼ばれ、昔までは10トンほど水揚げされていました。
 それも、昔までで数がへって、とれなくなる時代がありました。
 しかし、最近稚魚放流などにより数が増えてきており、幻ではなくなっています。
 今では一定の大きさで基準をみたしたものにブランドを付けています。
 これが、大阪の幻の魚でした。



2024年12月01日