上富田町立上富田中学校 2年 三原 陽葵
私は海が好きです。海はとてもきれいで波に太陽の光が当たるとキラキラして宝石みたいだからです。そして、兄は釣が好きです。友達とよく一緒に釣りに行って、よく「ルアーをなくした。」と言って帰ってきます。しかし、ルアーはプラスチックでできていることが多いので、自然に分解されず海洋ゴミになっているかもしれないと思い、他にも海洋汚染の要因となるものを調べました。
釣り場では、根がかりしたルアーだけでなく、釣り糸や網なども問題視されているそうです。その根がかりしたものに別のものが根がかりすることもあるらしく、さらにルアーについた針で人間の意図しないところで魚がかかってしまうということも起こっているそうです。そして、ルアーはマイクロプラスチックとなり魚が食べてしまったり環境問題につながっていると知り、こんなにも身近に海洋おせんの原因があるものかと驚いてしまいました。
その他にも、釣りが原因だけでなくても、ちょっとくらいいいだろうという気持ちでポイ捨てをしている人がいたり、そのゴミを見て見ぬふりをする人が多くいることで海でゴミを見かける回数が増えたように思います。そして、世界的に見ても約一億五千万トンのゴミが海に漂流しているらしいです。こんなにもゴミがあると知り、私の好きな青くキレイな海がなくなってしまうのではないかととても悲しくなりました。
そこで私は海洋ゴミを減らすために、そしてゴミ自体の排出量を減らすために自分たちでできることを考えてみました。
まず、使い捨てプラスチック製品の使用を減らすことです。水筒を持ち歩いたり、エコバックを持ち歩くことで、無駄なゴミが出ることを防ぎます。また、バイオマスプラスチックのものを使ったり、紙ストローなどの紙製品を使い、プラスチックをなるべく使わないことで海に漂流するゴミの量も減るのではないかと思いました。
そして、ポイ捨てをしないことは言うまでもありませんが排水口にネットをつけて、ゴミが流れないようにすることで海に直接流れていくことが減るのではないかと思いました。
さらに、冒頭で挙げた釣りでの海洋ゴミ問題についての解決策を調べると、事前に障害物の情報を調べておいたり、根がかりを外す道具で回収したりすると良いと書かれていました。この情報は兄にも共有しておこうと思います。
私は海が好きです。でも、私の好きな海は自分たちの手によってなくなってきています。この地球の七割は海で、自分一人が意識をしてもなにも影響がないと思うかもしれません。でも少しずつ積み重ねていくことで結果は出てくると信じているので、私の好きな海を守るために、兄が釣りを続けられるような海を守るために私ができることをしていこうと思います。

