佳作 海の生物

帝塚山中学校 1年 松川 優衣

 私は海と聞くと一番に海の生物のことを考えます。なぜかというと、私の弟が海の生物が好きなためよく一緒に図鑑などを見ていたからです。そのため、私も海の生物に少しくわしくなることができました。色々な魚の名前や、危険な生物など、たくさんのことを知りました。そして海の生物を知るにつれて、生物はとてもおもしろいと思いました。ですが、私は海の生物以外にはあまり興味がわきません。理由はよくわからないけれど、海の生物だけはいくらでも知りたいと思うことができます。海の生物はまだ分かっていないことも多く謎ばかりの生物もいます。なので興味が尽きません。ここで、私のオススメの生物をいくつか紹介します。
 一つ目は「リュウグウノツカイ」という生物です。私はこの生き物がとても好きです。なぜかというと、体長が最大十一メートルにもなる、細長く、銀色で神秘的な見た目をしていることに加え、普段は深海で生活しているためなかなか見ることができない生き物だからです。リュウグウノツカイが見つかる時はほとんどが浜辺に打ち上げられていることが多いです。そのため生態があまりよくわかっていなかったのですが、最近では沖縄美ら島財団総合研究センターが網に掛かった雌雄二匹から人工授精と人工孵化に成功し、二十匹を孵化させました。私は新しい事実が判明していくリュウグウノツカイも好きですが、前のあまり何も分かっていなかった謎につつまれたリュウグウノツカイも好きでした。リュウグウノツカイは「竜宮の使い」とも呼ばれているほど神秘的で、謎の多い生物です。私はこの魚が一番オススメです。現時点では世界最長といわれているので、いつか本物を直接見てみたいです。
 二つ目は海の熱帯魚全般です。私はサンゴ礁の景色本体も好きなのですが、そこを泳ぐ熱帯魚が特に好きです。カクレクマノミやナンヨウハギ、チョウチョウウオなど、どれもがカラフルで、サメなどと比べるとかわいいです。小さくて、色々な種類が泳ぐととてもきれいです。また熱帯魚は他の大きな魚に食べられないように様々な工夫を凝らしています。例えば、カクレクマノミはイソギンチャクの中に隠れ、身を守ります。イソギンチャクの触手には毒を持っている小さな刺細胞というものがあります。クマノミはこの刺細胞に順応する能力を身につけています。そのため他の敵を排除しようとするイソギンチャクの特性を利用して生活しています。このように熱帯魚たちは自分の身を守るために何かを利用したり、自分の身体を進化させたり、努力をしていました。熱帯魚は、どの生物でも生きるための努力をして進化していることがよくわかる生き物だと私は思っています。
 リュウグウノツカイ、熱帯魚、他にも私のオススメする海の生物はたくさんいます。海の生物はどの生物をとってもそれぞれ違う魅力を感じることができます。たくさんの人が知っている有名な魚も、一部でしかあまり知られていない魚も一つ一つ違う個性があり、生活も身の守り方もバラバラです。今後、新しい種類や今まで知られていなかったことが明らかになるかもしれません。私の夢は海の生物とはほとんど関係がないけれど、一つの趣味としてこれからも海の生物のことを知っていきたいと思っています。
 しかし、最近は海にゴミが捨てられていることが多いです。海上保安庁の調査で確認されただけでも汚染が四百二十五件もあります。一番多いものは船舶から出る油ですが、これも取扱い不注意によるものもあります。それでも二番目は廃棄物です。海の生物はこの廃棄物、特にプラスチックごみによって大きな影響を受けます。例えばまちがえてプラスチックを飲みこんでしまう、ごみに絡まってしまうということがあります。このような海洋汚染のせいで死んでしまう生物もいます。人間がごみを捨てる、人間の不注意などの原因により海の生物が死んでしまうことがあるということが私はすごく嫌です。けれど、まずは自分が絶対にやらないようにしようと思います。そこから周りの人にも少しずつ広めていき、最終的にはほんの少しでも海への廃棄物が減ったらいいなと思います。そして、今まで努力し、進化してきた海の生物が安全に生活できるようになってほしいと思います。

2019年12月01日