佳作 陸で育つサーモン

帝塚山中学校 1年 久保 裕一朗

 僕は夏休み家族で北海道に旅行で行きました。その時食べたサーモンがどのようにして今自分が食べているのか気になり調べてみました。
 自然のサーモンは川で産まれ海に行き、そして川に戻って卵を産んで死ぬのが自然です。これまでは、海で泳いでいるのを捕まえたり、川に戻ってきたのを捕まえていました。でも今はアジア人がサーモンを多く食べるので、自然のサーモンが減っていっていました。そこで、チリやノルウェーでサーモンの養殖が盛んになり、日本を含むアジア人が多く食べられるようになりました。養殖業が盛んになり、そこで働く人たちが増え、その人たちもお金をもらえるようになります。養殖が盛んになると養殖したサーモンを輸入国へ運ぶ海運業が盛んになり、物流が増え輸送コストが安くなり、物流がより一層増えて価格が安くなり、多くの人がサーモンを食べられるようになりました。最近では、日本食が健康食としてブームになり、海外でもより多くの人が寿司を食べるようになりサーモンの消費量が増えました。それによりサーモンの人気が高まり、中国などで高く買い取っているので、その影響で日本ではサーモンの値段が高くなっています。ちなみにマグロも同じようになっています。
 最近は、より安く日本でも食べられるように養殖の研究が進められています。サーモンの養殖は一般的には海で行われています。しかしながら、僕は養殖の中でも陸上養殖に興味を持ちました。なぜ養殖しなければならないかというかと、人口が増え日本食ブームになり世界中で魚を多く食べられるようになり、魚を海で捕りすぎ、自然に増える魚では消費に追いつけないからです。追いつくために海での養殖も拡大されていますが、海で養殖すると天候などによってイケスが壊れたり、病気になったりして魚が死んでしまうからです。それに比べて陸上養殖は海で養殖するのではなく陸の上で限られた範囲で魚を養殖することで、天候に左右されず魚を育てることができるのです。でも、陸上養殖は水の中身を替えなければなりません。それには水の温度を調整して替えなければいけないので、物凄い額の経費がかかります。でも、世の中にはバクテリアなどを利用して水を入れ替えることなく綺麗にすることによって経費を抑えることができて、魚の販売価格を抑えることができるのです。つまり陸上養殖の事業が成り立つのです。
 これからは人口が増えていくので、海・陸・自然をより一層上手く使った海事産業を行って行くべきだと思いました。将来、海面養殖・陸上養殖・天然のサーモンどれも食べれることを期待しています。今回調べたことによって日頃食べている魚がどのようにして自分が食べているのかがよくわかりました。

 

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2018年12月01日