高槻市立川西中学校3年 西之段 颯亮
海洋の食物連鎖の頂点に立つ生き物、それは海のギャングと呼ばれるシャチと言われている。どうしてシャチが強いのかを知るため調べてみることにしました。
まず調べるのは、シャチの基本情報。大きさは成長停止時の雄で七、八メートルあり、雌で六メートルだと分かりました。そして体重もかなりあると知りました。雄は三千六百キログラムから五千四百キログラムで、雌でさえ、千六百五十キログラムあり、その巨大さが分かります。しかし、ある疑問がありました。それは速度です。大きい体を持つということはその分抵抗を受けるはずです。だから、そんなに速くないだろうと思って調べてみました。最高速度はイルカより速い65キロメートルで思っていたより速くて驚いてしまった。
シャチは体格が良いのは分かったけど、そのシャチを狙う生き物はいないことを知ってからすぐにシャチに対抗できそうな生き物を調べてみた。すると、マッコウクジラがでてきた。マッコウクジラなら、互角の勝負ができそうだがシャチが複数いると勝てないというような記事を見つけた。これでシャチは群れを作って生活すると知った。
ならば、シャチの強さは群れを作ることにあるはずだと思う。シャチには、たくさんの狩りの方法があるが、やはり群れとなり狩りを行っている。その中でも印象に残ったのが三つある。一つ目は、シャチより大きいクジラなどを狩る時につかうクジラを息継ぎさせないよう仲間と妨害して溺死させる方法。二つ目は、魚を餌として海面に浮かせ海鳥が集まってきたところを捕食する方法。三つ目は、サメやエイを捕食する時体をひっくり返して擬死状態にして抵抗できなくしてから捕食する方法。この三つの共通して言えるのは集団で狩りをするのと、賢いことが言えると思う。二つ目は人間がしている魚釣りする時に似ていることもかなり驚いた。さらにクジラをも狩ることから英語でクジラ殺しと言われているほど強いことが分かる。
次に調べたのは、シャチはどのぐらい知能があるのかで狩りの方法である程度分かるけど、もう少し詳しく知ろうと思う。イルカと同様に会話をすることができたり、情報共有もできる。これだけでもすごいと思うけれど、もっとすごいことがあった。それは生息区域ごとに方言がありこれで仲間か判断できること。そして人間に似た行動もとれる。仲間が亡くなったら仲間の死を悼むこともできたり、怪我をしているシャチに獲物を分け与えることができる。このように、シャチの群れは、高度の社会性を持っていることが分かった。
シャチのことを調べていくと恐い部分もあるけど、可愛らしい動物でもあることを知った。まず、水族館で人気でもあるシャチは、体の色が特徴的で、白黒の2色でアイパッチがあるなど、動物園の人気者パンダととても似ているため人気があると思う。
次はシャチに次ぐ強さがありそうで人を襲った事がたくさんあるサメについて調べてみることにした。サメの中でもホホジロザメとイタチザメが強そうだったけどホホジロザメのことを調べてみることにしました。
ホホジロザメは大きいもので七メートルあり、二千キログラムにもなるため天敵はシャチくらいしかいなさそうだと思う。泳ぐ速度は三十五キロメートルとシャチと比べたら遅く感じるけど、知能が高いこともあるため狩りをする時はシャチみたいに賢い方法で狩りを行うと思い比べてみることにした。ホホジロザメより速いアザラシなどは、死角から奇襲することが多く高い知能を持っていることが分かりこれはシャチと似ていたけど大きく違うことも分かった。サメは単独で狩りをすることが多いけど、シャチは複数で行っていた。これが海洋の食物連鎖の頂点のシャチとサメとの大きな差になっていると思う。
海洋の食物連鎖の頂点たるシャチとシャチに次ぐ強さを持つサメを調べて分かったことは、たくさんあったけど、二種類とも知能が高かったため知能が高ければ高いほど生存していられるということになると思う。そして見た目が可愛くてもシャチみたいな凶暴な生き物もいるため今度調べてみようと思う。