佳作 プラスチックごみについて

近畿大学附属和歌山中学校1年 宇田 優希菜

 私はSDGs活動で友ヶ島にゴミ調査し、海に流れつくゴミに感心をもつようになった。
 プラスチックについて環境問題は海洋生物が餌と間違って食べてしまい、死に至るケースが多くなっていること。ウミガメやクジラがプラスチックを誤食すると、プラスチックを消化できないため満腹感が持続して、餌を食べられなくなる。あるいは飲み込んだプラスチックの劣った部分が消化器官に損傷を与え、餌を消化できなくなってしまう。また、プラスチックの誤食は繁殖率の低下にもつながる。マガキにマイクロプラスチックを与えると、卵細胞の減少や精子の運動能力の低下、幼生数の減少や成長速度の鈍化が起こることが知られている。
 プラごみ減少のために生活でも工夫したりする。マイバッグを持参し、レジ袋をもらうのを減らしたり、マイボトルを持ち歩きプラスチックのカップを減らす。食品の保存はふた付き容器を使う。プラスチックのスプーンやフォークを減らし、マイ箸を使う。詰め替え用ボトルなど繰り返し使えるものを選ぶ。買い物のときは簡易包装を頼む。プラスチック製のストローの使用を控える。海・川・山のレジャーではごみを持ち帰る。屋外で出たごみは家に持ち帰り処分する。河川敷や海岸の清掃活動に参加する。ごみのポイ捨て、不法投棄はしないようにする。これからわかるように自分たちができることは、たくさんあるのでそれぞれ意識しながら生活していったらいいと思う。なぜならプラスチックごみは海に入り込むと波にもまれ、他のプラスチックごみや岩砂との衝突による摩耗などの物理的な摩耗、紫外線、温度の変化、塩分、酸化に曝される。そしてプラスチックは劣化して徐々に小さく微細化していく。微細化する過程で製造されたときに使われた化学添加剤を放出する。植物プランクトンやバクテリア、真菌などの微生物やフジツボによる生物付着が起こる。プラスチックに由来する化学物質は生物の体内に蓄積していくからだ。
 プラは軽くて丈夫でさびや腐食に強い。電気的性質に優れている。断層性が高い。透明性があり着色が自由。成形しやすく大量生産が可能。衛生的でガス遮断性が高い。などなど私たちの生活では必要とされているアイテムだという意見がある。
 しかし現在、飲食店ではプラスチック使用製品の提供の廃止やプラスチック代替品の提供、繰り返し使える代替品への切り替え、軽量化などのプラスチック商品、必要・不要の意思確認、ストローなどを有料で提供するなどのプラスチックごみ減少への取り組みなどを行っている。
 このようなことから私は海洋生物が死に至るのを防ぐためにもプラごみなどを海に流れつかないようにしないといけない。そのためにも、一人一人がプラごみ減少への取り組みを少しずつやっていくべきだと感じた。


2022年12月09日